日本のピアノ教育はT字型などと言われていて、今でもそのお教室が多いのかなと思います。
T字型がどんな教育なのかというと「曲を沢山弾く」がその特徴でしょうか。
曲の難易度を上げていく事が優先されている、という表現がいいのかな?
Bondeclic音楽教室では、螺旋学習という方法なのでT字型ではないです。
曲を弾かないのですか?と保護者の方に聞かれる事があるのですが、そもそものアプローチが違います。
T字と螺旋の比較
左側がT字型、右側が螺旋学習です。
T字型は初級の曲、中級の曲、上級の曲、のように進んでいきます。そして上にある四角の部分は音大入試になって学習するというのが一般的です。私もこのスタイルで学びました。
音大入試をしない人は最後の四角は学ばないのかな?学ぶかどうかは教室にもよるし、生徒さんにもよると思います。
螺旋学習は、最初からいろいろやっています。
理由は音楽を体系的に学ばせる為です。曲の中に書かれた理論やイメージ、音の雰囲気(明るい、暗い)などを感じ取り理論とテクニック、聴く力を養いながら上級へと進みます。進みながらも、点と点が線になっていきやすい仕組みがあるのが螺旋学習です。
螺旋学習はこんな感じ
こちらはピアノを始めたての生徒用の最初の本の曲です。いきなり大譜表ではなく、このような楽譜(プレリーディング譜)で曲を練習していきます。
この段階では、この曲に出てくる概念(4分音符、2分音符、全音符、ト音記号、ヘ音記号、f、pなど)を使った聞き取り問題や、作曲、変奏(アレンジする)、即興(その場で考えて弾く)ことを行って習得してもらいます。
螺旋学習って楽しい!
上記のように色んな事を体験しながら学べるので楽しいです。
例えば4分音符を学ぶとして、「4分音符は1拍だよ。」で終わらないんです。
1拍ってどんな感じ?リズムに合わせて弾いてみよう!
4分音符を色んな指番号で弾こう。
即興してみよう!
とレッスンしていくことで、生徒の中に4分音符が染みこんでいくような、考えなくても自然に弾けるようになるくらい身に着けられるのも螺旋学習のメリットだと思います。
教室選び
お教室を選ぶ時の選択肢にも、T字型と螺旋学習どちらなのかを調べてみるの一つの選択肢だと思います。
螺旋学習での教室はまだまだ少ないので、周りのお子さんと似た環境がいい場合にはT字型のお教室もいいと思います。
螺旋学習に興味を持って頂けた方は是非Bondeclic音楽教室へいらしてください♪
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